成功のために知るべき2つのユーザー動向
スマートフォンの普及やデジタルマーケティングの進展に伴い、これまでコンセプトとして語られていたO2Oアプリ販促は、より現実的な施策となってきました。具体的に検討を開始したチェーン店様も多いことでしょう。スマートフォンアプリを活用した販売促進、そして来店頻度向上を考えるにあたり、導入を検討するのが、オリジナルアプリ開発か、または弊社のデジタルショップカードサービス「Zeetle カードサービス(以下、Zeetle CS)」のようなプラットフォーム型のO2Oソリューションでしょう。
この二つの特長を考慮し、自社の状況に応じて適切に選択する必要がありますが、実際にどのような選定基準を軸に検討していけば良いのでしょうか?
今後、二回に分けて検討していきたいと思いますが、今回はO2Oアプリ販促を始める上で最も基本的でありながらも見過ごされがちな、2つのユーザー調査結果について理解することから始めましょう。
ユーザーに削除されないアプリになるのは至難の業
当然のことながら、O2Oアプリ販促を行う上で、まず初めにユーザーとの接点を持たなければならず、顧客にアプリをインストールしてもらわないといけません。そして、関係を継続するためには、すぐに削除されては意味がありません。
では、ユーザーは平均的にどのくらいのアプリをインストールしており、どれだけのアプリを削除するのでしょうか?
この疑問に答える2つの調査結果があります。
1. クーポン/ポイント系アプリはどれだけインストールされるのか?
当然のことながら、O2Oアプリ販促を行う上で、まず初めにユーザーとの接点を持たなければならず、顧客にアプリをインストールしてもらわないといけません。そして、関係を継続するためには、すぐに削除されては意味がありません。
では、ユーザーは平均的にどのくらいのアプリをインストールしており、どれだけのアプリを削除するのでしょうか?
この疑問に答える2つの調査結果があります。
ユーザーは、そもそもクーポン/ポイント系アプリを利用しているのでしょうか?
よく利用するアプリは、SNS・コミュニケーションアプリであることは想像できますが、ポイントやクーポン系アプリもトップ10に入ります。
※1 ユーザーは、得するクーポン/ポイント系アプリは受け入れる傾向にあり、O2O販促が実施しやすい環境にあると言っていいでしょう。
2. インストールしているアプリの平均数は?
しかし、クーポン/ポイント系アプリがインストールされても、実際に利用されなければ意味がありません。そこで気になるのがユーザーは一体どれだけのアプリをインストールしているのか、ということです。
ユーザーは平均で22.3個のアプリをインストールしている ※1 という調査結果があります。つまり、その中でクーポン/ポイント系アプリが利用されなければなりません。
3. ユーザーはどれだけアプリを削除するのか?
株式会社ジャストシステムが発表した「iOSアップデートとアプリ削除に関するアンケート」(2014年10月)※2によれば、アプリを削除する人のうち7割が3ヶ月使わなければ削除対象にするとの結果が出ています。
2〜3ヶ月来店しない店舗のO2Oアプリはスマートフォンの中に残れない
当然のことながら、O2Oアプリ販促を行う上で、まず初めにユーザーとの接点を持たなければならず、顧客にアプリをインストールしてもらわないといけません。そして、関係を継続するためには、すぐに削除されては意味がありません。
では、ユーザーは平均的にどのくらいのアプリをインストールしており、どれだけのアプリを削除するのでしょうか?
この疑問に答える2つの調査結果があります。
ユーザーに削除されないアプリになるのは至難の業
上記の結果をご覧になればわかる通り、ユーザーのスマートフォンの中に、自社アプリが残るのは簡単ではありません。ユーザーの大半が20個以上ものアプリをインストールしており、2〜3ヶ月間利用がないアプリは、ほとんどが削除対象とされてしまうのです。
O2Oアプリ販促を考えた場合、当然のことながら自社アプリが削除されてしまっては意味がありません。そのため、オリジナルアプリ開発、プラットフォーム型サービスのいずれかを検討する際には、それぞれの機能比較とともに、削除されにくい仕掛けや機能が備わっているか?そうした観点での見極めも重要になってくるでしょう。
今回のユーザー理解を踏まえ、次回はO2Oアプリ販促での成功ポイントを整理します。
Zeetle CSの関連情報
サービス関連情報
1. Zeetle CSの詳細について2. O2O – オムニチャネルを活用したネットと実店舗への来店誘導
トレンド
1. 最新外食産業市場規模に見る販促・来店頻度向上施策の変化と方向性2. 紙のスタンプ・ポイントカード - これまでの課題を払拭する新しい運用スタイルとは?
3. O2Oアプリ販促成功のポイント – #01 成功のために知るべき2つのユーザー動向
出典元
※1 「2017年版:スマートフォン利用者実態調査」MMD研究所※2 「iOSアップデートとアプリ削除に関するアンケート」株式会社ジャストシステム